はじめてのゲッター
・媒体によって異なる世界
ゲッターを初めて見た人が陥る混乱のひとつに登場人物のギャップがあります。
まず、ゲッターという世界は大まかに TV版 原作版 OVA版 に分けられます。
竜馬はTV・原作版では「リョウ」と呼ばれますが、OVAでは「竜馬」とフルネームで呼ばれます。
(注/原作版でも『號』以降は「竜馬」と呼ばれています。)
また各人物の性格も媒体によってまったく違います。
大雑把に言えば TV版=爽やか 原作・OVA=バイオレンス という感じです。
これも一概には言えないので、徐々に慣れて下さい。
物語自体もまったく違います。OVAは原作をベースにしているのに対し、
TV版は独自の世界と言っていいかと。(「號」は特に)
真!!ゲッターロボは、弁慶と武蔵が同時に存在したり、號がクローンだったりととにかくややこしいです。
OVAシリーズは原作ベースですが、まったく違うものと思った方が最初は判りやすいでしょう。
一番判りやすいのは原作を見てからOVAを見るという流れだと思われます。
・「原作」と言う呼び方
「原作」とは、石川賢が描いた「ゲッターロボサーガ」の事を指します。
呼び方は「原作」ですが、正確にはゲッターロボの原作と言う訳ではありません。
ゲッターは今で言うメディアミックスに近く、TV版と二本軸で展開していました。
なぜ「原作」と言う呼び方がついたかは定かではありませんが、
恐らく「漫画版」と言うと、他の漫画家が描いたものが含まれてしまうし、
「石川版」と言うと、学年誌版まで含まれるからだろうと思われます。
*最近は「原作という表記はおかしい」という意識が見られ、「漫画版」と書く人もいます。
この場合、石川賢以外の作家が描いた漫画版や、石川賢学年誌は除外されます。
・原作の流れ
ゲッターロボ原作版は単行本の発行年代順に歴史が進んでいる訳ではありません。
歴史の流れの通りに漫画を読みたい場合は
無印→G→真→號→アーク
の順で読んで下さい。発行順に読みたい場合は
無印→G→號→真→アーク
と、「真」と「號」が逆になります。
どちらかというと後者の方が判りやすいと思われます。
・略称
ゲッターのようにシリーズが多い作品になると「略称」が出てくるのは必至です。
ここではよく目にする略称を書いてますが、人によって呼び方は異なりますのでご注意を。
TV無印(もしくは「ゲッター」) TVゲッターロボ
TV版G(もしくは「G」) TVゲッターロボG
TV版號(もしくは「號」) TVゲッターロボ號
原作無印(もしくは「原作」)、漫画無印 原作ゲッターロボ
原作G(もしくは「G」)、漫画G(もしくは「G」) 原作ゲッターロボG
號 原作ゲッターロボ號
真 真ゲッターロボ
アーク ゲッターロボ アーク
チェンゲ、真ゲ 真!!ゲッターロボ 世界最後の日
ネオゲ 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
新ゲ 新ゲッターロボ
略称もゲッターの場合、ややこしいです。
チェンゲを「真ゲ」と書く人もいますが、原作「真」ではない場合が多いです。
また「新ゲ」を口に出して読むと「しんげ」になるため、これまた真とゴッチャに。
なので、新ゲを口に出す時は「ニューゲッター」「あらたゲ」などと言う場合があります。
ロボットの「神ゲッター」は「かみゲッター」と呼ぶ場合が多いです。
・新ゲッター
ゲッターロボG(ロボットの方)を新ゲッターロボと表記する場合があります。
OVAの新ゲッターと混同してしまいますが、どちらなのか雰囲気で察して下さい。
昔の文献だとこの表記を使用している場合が多々ありますので気をつけて下さい。
・永井豪
ゲッターの原作は石川賢と永井豪の共著という形になっていますが、
実は永井豪はゲッターにさほど関わっていません。
ロボ合体のアドバイス(!)とロボ・キャラのデザイン案、TV版主題歌の作詞などを手がけました。
永井豪いわく「ゲッターは賢ちゃんのもの」だそうです。
これらを念頭に、より良いゲッター線感染ライフをお送りください。
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||